詩集
いのちの力になりたい 10 新川和江 詩集
新川和江 詩集

いのちの力になりたい 10 新川和江 詩集

座右の銘というほど肩肘はったものでなくても、
ナースとしての気概や戒め、心にとどめておいた言葉。
この一冊は、それを打ち砕いてしまうかましれません。
一九五〇年代から二一世紀の今日まで、
日本現代詩に大きな足跡を記す新川和江の長い詩歴のなかから、
著者の意図とは異なりますがナースのこころの記念碑となるものをまとめたものです。
いのちのかなしさ、母性愛、男女愛など数多くの詩のなかで
心を揺さぶるのは、母性を人間根源の想いとしたこと。
女性は自然そのものであり、母はあらゆるものを生み出す大地であるというのです。
母にたとえられるナースなら、きっと心を揺り動かさずにはいられません。
この一冊からお好きな言葉、
心に残る一節をあなたのものとされてはどうでしょう。
あなたの言葉が、あなたをつくっていくのです。

2015.5.12 発行 写真・さとう わたる

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