野澤節子 俳句集
いのちの力になりたい17 野澤節子 句集
今年、十七冊目となる小冊子に取り上げたのは、野澤節子。
山頭火と放哉に続く、俳人のご紹介となりました。
少女期から二十年以上病に臥し、
句作を生きる糧としていのちの詩を紡ぎ続けた女性です。
あたりまえの環境が、容易に揺れ動く今、
改めて一人一人の生き方が問われています。
優しさと強さを持って、日々の風景を輝かせた句の数々が、
厳しい現実と向き合う看護の支えになってくれますように。
ふと、あなたの心がつらくなるとき、
この句集が、心に希望をともす、あたたかな灯になれば幸いです。